株式会社ログシー(ROGC Inc.)の田代です。
前回は『今の大学生がアルバイト選びで重視することとは』
と題してブログを書かせていただきました。
▼前回のブログ
≪HR・採用関連≫『今の大学生がアルバイト選びで重視することとは』
今回は私の経験談も交えながら、
“アルバイトが長続きする職場の共通点と、応募したくなる求人広告”
について書いていきたいと思います。
私は高校入学と同時に週7日でアルバイトをしていたので、
アルバイト経験は多い方かと思います。
掛け持ちしながら経験した職種は、
居酒屋、コンビニ、服屋、ラーメン屋、ヨガスタジオ、
派遣会社のコーディネーター、電話秘書、クリーニング屋、ライター、探偵・・・。
その他に、単発の派遣で試食販売をしたこともありました。
さて、この中で長続きしたアルバイトの共通点は一体なんだったのでしょうか。
私が実際に3年以上続けたアルバイトは、
「服屋・コンビニ・クリーニング屋」でした。
この3つの仕事の共通点は仕事内容ではなく、
職場の人たちが自分のことを信頼してくれていると感じたことです。
信頼関係が築かれることで責任感が生まれ、
仕事でどんなに理不尽なことや辛いことがあっても、乗り越えて続けたいと思いました。
こうして色々な職場を見てきた中で思ったことは、“職場は人で決まる”ということです。
もちろんやりたい内容の仕事かどうか、福利厚生やアクセスも重要ではありますが、
そのような基本条件は応募時点でクリアしています。
続けられるかどうかは、人間関係や環境が大きく影響するのです。
実際に「アイデム人と仕事研究所」の調査データでも、
アルバイトを辞めた理由は学生から主婦まで共通して
「職場の人間関係に問題があったから」が最多でした。
また、アルバイト退職者の約半数は本当の退職理由を明かさない
という調査結果も出ています。
退職者の本音を聞けない職場は問題点が改善されず、
アルバイトが定着しない状態が続いてしまいます。
一方で、アルバイトを続けている人の満足度が高い理由は
「休みの取りやすさ」が最多でした。
アルバイトが休みを申請することは忙しい職場であるほど恐れ多いことですが、
素直に話しやすい環境は理想的ですよね。
普段から積極的なコミュニケーションを心がけることで、
“相談できる雰囲気”が生まれ、アルバイトの定着度がアップします。
こうして職場の人間関係が重要であることを感じている求職者は、
求人広告でも社員の人柄や職場の雰囲気が伝わる求人を選びます。
また、アルバイトのアンケート結果の中には
「上司がその時々で言うことが違う」
「上司によって指示が違うので混乱する」
といった意見も多く寄せられていました。
これは、社員間での意思疎通がとれているかどうかが問われる問題であり、
頑張りたいと思っているアルバイトにとって大きなストレスとなります。
このように教育環境が整っていない職場は意外と多いもので、
トップダウンが不透明な求人への応募は不安も募ります。
そのため、教育環境が整っている場合は是非その魅力を求人広告にも記載し、
できるだけ具体的に職場環境を伝えてください。
求人時のマッチング度を高めることで、
コスト削減やアルバイトのコストパフォーマンスアップに期待できます。