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これが当事者意識を持つ新入社員へのフォローアップ研修厳選ポイントです
21年度の新入社員が入社して早4ヶ月が経ちました。企業様によっては、そろそろフォローアップ研修を検討しなければいけないなあという時期になりましたね。
今回は、新入社員へのフォローアップ研修を検討する際の大切なポイントをお伝えします。
■入社1年目でいかに当事者意識を持てるようになるか
弊社は4月5~6日に2日間かけて、4社合同の新入社員研修を提供しました。
実施の際には弊社にて開発した新感覚オンライン研修&運営サービス『HOMEROOM(ホームルーム)』を活用し、会場参加とオンライン受講が可能というハイブリッド型にて、2日間の研修のうち1.5日をマインドセット、0.5日でビジネスマナーを実施するというプログラム。
ここでの大きなポイントは、受講者の学びの定着を図るべく、事前課題に取り組み、研修当日を迎え、事後課題を行うということ。
このような設計によって、新入社員の皆様に当事者意識を持ってもらい、主体的に研修に参加できる仕組みを整えました。入社1年目からいかに当事者意識を持てるかというのは、一人前の戦力としてパフォーマンスの質を上げるために、とても重要なポイントです。
今回はご参加企業様のうちの1社で、2日間オブザーブをしてくださった、株式会社オーディオテクニカの管理部 人事課 村松 龍治様への当研修参加インタビューをお届けしますね。
■「今年の新入社員、いいね」と社内で言われるほど、例年よりも成果のある研修だった
Q1)
今回初めてHOMEROOM新入社員研修にご参加いただきましたが、これまでの研修とは違いましたか?
村松様)
例年の新入社員の様子などとの比較になりますが、今回の研修は、例年よりも成果のあるものだったと思っております。理由は大きく2つあります。
1つ目は、時期を例年よりも早めたこと。従来は社外講師による新入社員研修を4月20日前後に単日で実施していました。社内での各部門別研修が終わった後に、最後の総括という意味も込めて実施し、ビジネスマナーをしっかり身に着けて、それぞれ職種別研修に行きましょうねと送り出していました。でも、さくら先生からは「4月20日では遅いですね。入社直後のタイミングでの動機づけやインパクトがやはり大事ですよ」と言われ、今回4月5~6日に参加させていただき、その時期の有効性を実感いたしました。
2つ目は、2日間のプログラム構成が良かったことです。2日目のさくら先生のセクションは、以前もご担当いただいた経験があり、今回も期待していましたが、習得状況を考慮すると期待以上でした。
その2日目の効果に至ったのは、1日目の細野先生のセクションがあってこそ。細野先生のセクションが非常に有効と感じました。たとえば、新入社員の仕事の8割はうまくいかないよ、上司は何でもかんでも言語化できるわけではないよ、自分で目的を考えて仕事をするんだよ、など。そういうことを外部講師である細野先生がストレートにおっしゃってくれたのがやはり有効で、彼らの仕事への理解や意識の変化につながったと思います。彼らの腹落ちも良く、それにより2日目のビジネスマナーがうまく動機づけされ、効果的でした。
研修後、マネージャー層の話を聞くと、「今年の新入社員、いいね」といった言葉も聞いており、うれしく思っております。
Q2)
新入社員研修を決めるにあたり、一番の決め手は何でしたか?
村松様)
もともと、研修コンテンツの質、講師の質と信頼感、価格という3点で他社と比較検討していましたが、前回の成功体験また弊社との相性も考慮して決定しました。決め手はさくら先生への信頼感が一番大きかったです!
細野先生は今回初めてだったため未知数ではありましたが、初めてお会いした際の印象や研修に対する考えやHOMEROOM研修への落とし込まれ方などを見て、良さそうだと思いました。そのほか、研修の内容や構成、コロナ禍におけるオンライン受講でのリスク管理や質の担保など。昨年、外部講師による新入社員研修が実施できなかったので、今年はコロナ禍であったとしても研修は実施しなければいけない。そのあたりのバランスが一番取れていたのが御社でした。
■研修中に意識と行動が変わり、安心して現場に出せるところまで引き上げてくれた
Q3)
実際に研修を受けてみて、印象に残っていることはどんなことですか?
村松様)
研修を受ける中で、彼らの意識と行動が変わってきたなという感覚がありました。初日にマインドセットをしていただいたおかげで、学生と社会人の違いを理解して、彼らの変化を見ることができたことが印象に残っています。
弊社では入社前に一度会社に来てもらったり、オンラインでつなげたりして、懇談会を実施するのですが、その時の彼らのリアクションと、新入社員研修後の彼らのリアクションが明らかに違いました。入社前は頷く程度だったのが、研修後は大きな声で「はい」とリアクションをするようになったんです。リアクションひとつですけれど、ここに意識の変化がしっかりと表れていて、大きな変化だと思いました。また、個人差はありながらも聞く姿勢も変わりました。意識が変わり、行動も変化した証拠です。
Q4)
村松様ご自身で理想の研修を思い浮かべたときに、もっとこうしてほしいなど、研修へのご要望はありますか?
村松様)
今回の研修は理想的でした。理由は4点ほどあります。1点目は、あの規模感だったので、1テーブルに同期が1人はいて安心感があり、また別の会社さんもいらして刺激もあったこと。テーブル内で同期同士コミュニケーションも密に取れましたし、例年より、新入社員同士の仲が良いんです。
2点目は、こちらが言いづらいことをストレートに言ってくれたこと。社内の人間だとなかなか言いにくいことでも、社外の講師の方が注意や指摘をしてくださるのは助かります。
3点目は、名刺交換のロープレ時間を存分に取ってくれたこと。一人10回以上はロープレをやっていて、個別フィードバックももらえて、「ちゃんと研修をやった」という感覚が人事のみならず彼らにも持てたことは大きいです。名刺交換は社会人としての入り口で大事な場面ですから。
4点目は、なんといってもログチェック(ROGCheck)の丁寧な個別フィードバックがあったこと。今の性格面からこんなことに気をつけると良いと具体的かつ実践的なアドバイスをもらえ、見ていて感動しました。一言二言くらいかなと思ったら、あそこまでフィードバックをいただけるとは思わなかったです。想像以上でした。
研修を通して、安心して現場に出せるところまで引き上げてくださったと思います。5段階評価の5ですね。
■入社1年目フォローアップ研修検討時の3大ポイント
あまりの高評価に内心小躍りしたくなる気持ちをぐっと抑えて、(村松様、ありがとうございます!)、ここは冷静さを取り戻し、秋以降フォローアップ研修のポイントを以下お伝えしますね。
それは、「①当事者意識を持たせる仕組みをつくり、②キャリアの振り返りを行い、③マインドセットとスキル習得をワンセットにして動機づけを行う」こと。
①当事者意識を持たせる仕組み
オンラインでも対面でも、研修当日のみのイベントにさせないこと。私たちは新たな学びを習得するにはそれなりの時間がかかります。受講者の学びの定着を図るべく、事前課題に取り組み、研修当日を迎え、事後課題を行うといった一連の仕掛けが必要です。さらには、今回オーディオテクニカ様のように、事後課題への取組後、受講者を一堂に集め、オンラインでの「発表会LIVE」実施も非常に効果的です。
②キャリアの振り返りを行う
入社して精神的にも肉体的にも負荷がかかり、初めての社会人経験をして半年。1年目の半年は、入社5年目や10年目とは比較にならないくらい、激動の半年です。「1年目の仕事の8割はうまくいかない」と新入社員研修でも伝えているように、うまくいかないことだらけでしょう。でも、そこには必ず学びがあります。一方、入社当時と比較してできるようになったこともあるはず。そのあたりを等身大の自分自身と向き合い、しっかり振り返って、「今後に活かす」ことを学ぶ必要があります。
③マインドセットとスキル習得をワンセットにして動機づけを行う
これは、村松様のインタビューで語られていた通りです。春の新入社員研修だけではなく、マインドセットはもちろん大事で、「自分にどんなことが求められていて、なぜこれをするのか」「役割を果たすために何が必要なのか」を腑に落としてもらいながら、スキルを身に着けることはワンセット。それにより、受講者は動機づけされ、研修中に意識と行動が変わります。
以上、今回はキャリコン広報でありながら、研修講師でもあるわたくし鈴木がお届けしました。フォローアップ研修を検討する際の参考になさってみてくださいね!
今回のような新入社員フォローアップ研修はもちろんのこと、階層別研修、様々な課題解決型の研修を貴社に合わせてオーダーメイドでご提供しています。社員研修のご相談もお問合せからお気軽にどうぞ!
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(おしまい)