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学生と出会い、選ばれる中小ベンチャー企業における採用活動のポイントとは？
あっという間の師走です。ええ、師走です。さて、中小ベンチャー企業では、22年卒を継続＆23年卒の採用活動を開始されていらっしゃる企業様もおありかと思います。
今回は、「学生と出会い、選ばれる中小ベンチャー企業における採用活動のポイントとは？」というテーマでお届けしますね！
■この数字をどう見るか？
キャリタスリサーチ（株式会社ディスコ）での『22年卒10 月1日時点の就職活動調査（調査期間 2021年10月1日～7日 ）』における「中小企業への選考応募状況」によると、
・中小企業にエントリーした⇒20～22年卒の3年で横ばいで63％前後
・中小企業の面接試験を受けた⇒20～22年卒の3年で横ばいで57％前後
というように若干の微増はあるものの、中小企業への過去3年間の応募状況が横ばいの旨、出ていました。
弊社はベンチャー企業なので、広報の私としては「んん？」とアンテナが立ち、一つの問題提起が頭に浮かびました。それは・・・
日本の全企業数のうち中小企業は《99.7%》を占めるなかで、上記の数値を高いと見るか、低いと見るか？・・・いやいや、決して高いとは言えないのでは？
ということ。
高いとは言えないのであれば、企業側ではどんなところに問題がありそうなのか、ここから見ていきたいと思います！
■中小企業ならではのユニークさ
さきほどのリサーチ結果で中小企業を受けた学生の理由を見ると、「会社の雰囲気がよい（38.0％）」「やりたい仕事に就ける（37.3％）」「企業として独自の強みがある（32.8％）」などが上位にランクイン。学生にとって自ら望むキャリアと合致していることが窺われますよね。
弊社の21年新卒入社のメンバーも「会社の雰囲気が良くて、自分に合っていそうと思った！」とその動機を話しているので、納得感があります。
また、キャリアコンサルタントとして私が大学で就活支援をしているなかでも、大手企業では得られにくい上記の理由を学生から聞く機会があります。中小企業ならではのユニークさを知ることができると、「自分に合っていそう、受けてみよう」と心が動かされる学生が多いことも事実です。
■課題はなにか？
大手企業と比べてみると、中小企業には中小企業ならではの魅力がたしかにあります。それを感じ取っている学生がいることも、たしかです。
では、中小企業へのエントリーを増やしたり、面接試験に進んでもらう人数を増やすことを考えたとき、いったいどんなところに課題があるのかというと・・・
もうずばり結論を言っちゃいます。
それは、「発信力」と「惹きつけ力」、この２点！
既述のリサーチ結果から、中小企業を受けた学生のコメントを見てみてください。「もっと宣伝をしてくれないと、そもそも気づくことができない」や 「中小企業の採用サイトは、綺麗なものと見づらいものと両極端。採用サイトがしっかりしていないと受ける気がなくなる」といった声が挙がっています。WEB上で学生と企業が出会えるまでの発信力と惹きつけ力に課題を残す中小企業が多いことがわかります。
こういった声はどのくらいの多さなのかまではこのリサーチでは不明ですが、少なくとも見逃せないことですし、なんとなく薄々気づきながらも手つかず状態だった企業様もあるかもしれません。
■課題解決の処方箋
発信力と惹きつけ力、つまり、最初のタッチポイントをどう作り出して増やしていくか、その課題を解決するためには
・採用チームや採用担当者個人がSNSや動画等を活用して、発信力を高めること（コツコツとしたデイリータスクの積み重ねが必要）
・発信するなかで、従業員メンバーの日常や文化を文面や写真を活用して、カジュアルに伝えること
・学生が好むように採用サイトを制作して、社風や仕事内容でのユニークさをアピールして、惹きつけること
このあたりが学生を惹きつける鍵となっていることを再認識することが肝要だと感じます。23年卒採用活動に向けて今から準備をしておきたいですね。
弊社ROGCでは採用活動全般のコンサルティングを提供していますが、なかでも最近増えているのが、新卒採用での採用サイトや動画制作。それらを手掛けた企業様から「いいね！」とご好評をいただき、うれしく思っているところです。発信力と惹きつけ力を改善したいという企業様、どうぞお気軽にお問い合わせください(*´▽｀*)
（おしまい）